2011/08/16

Eye-FiとCX5とXpreria arc

以前に購入したEye-Fi Mobile X2 8GB.

使用感や購入してから気付いた事などを連々とまとめる.

Amazonでの購入で\7000弱.単なる8GBのSDカードと考えれば非常に割高.
Eye-Fiカードについての説明は大きく省略する.
今回購入に踏み切ったのはダイレクトモードに興味を惹かれたため.
ダイレクトモードはEye-Fiカードを無線AP化し,直接スマートフォン等の機器を接続できる.
つまり屋外の無線LAN環境がない場所でもカメラからスマートフォン,スマートフォンからWebへ,というような利用方法ができる.
CX5からarc,arcからクラウドへとその場で撮った写真を即座に利用するということを考えていた.
そこで躓いた点を何点か列挙したい.

その1.Eye-Fiの無線APにarcが接続され難い
初期設定時,一向に繋がる気配がなく半ば心折れそうになった.
解決策としては2つ.
1つはEye-Fiカード内に設定されている無線LANネットワークの設定を削除しておくこと.
勿論,自室で設定作業を行っているので周囲に無線APがある.ここにEye-Fiカードが繋がりダイレクトモードが立ち上がらない.
2つ目はarcの接続先の設定.Eye-Fiカードと同じく,自室の無線APをarcが掴んでしまい優先的にそちらに繋がりに行く.
一旦それらを無効にしておくことで回避できた.
屋外の無線LAN環境がない場所での利用を想定しているのに設定を行う環境がエアコンの効いた電波の飛び交う室内だった事が問題.
その後はCX5の電源とarcのWi-Fiをほぼ同時に立ち上げれば勝手に繋がり撮影した画像の転送が直ぐ様開始するようになった.

その2.Eye-Fiからの転送先の機器は1台
屋外ではarcへ転送し,自室ではPCへ転送するといった事もできると勝手に思い込んでいた.
Eye-Fiに設定できる転送先の機器は1台となっており,この1台にarcを設定するためPCへの転送は別の方法を使用する必要がある.
解決策はEye-Fiにオンラインサービスを設定しておき,これを経由してPCに転送する.
今回はFTPサーバを設定し,web経由でも閲覧可能なようにした.
結果,Eye-Fiカードからの接続は以下のようになる.
屋外
Eye-fi--[Wi-fi]--arc
自室
Eye-Fi--[Wi-fi]--無線AP--[web]--FTPサーバ--[web]--PC

Eye-FiとFTPの上手な利用方法を考えていきたい.これはまた後日.

その3.3G回線の限界
前述のとおりarcとクラウドサービスを連携することを考えていた.
しかしやはり3G回線には限界があり,3Gの限られた資源を無駄に使うのは非常に良くない.
Eye-Fi公式のAndroidアプリがEye-Fi Viewに勝手にアップロードを始め,それを止めないのには少々焦った.
アップロード設定の全てのアップロードを一時停止にチェックを入れることで止める事ができる.
arcに転送することのメリットとデメリットをよく考える必要がある.

あとがき
若干値は張るが値段相応の価値あり.
環境やそれに応じた工夫次第で更に便利になる.
Eye-Fiカードはそのような製品.
しかし個人的には無線で繋がるのは繋がってるかどうか目視で確認し辛いので苦手だ.
不便なのは承知で有線で繋げたい願望が強く優っている.

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