2011/08/14

玄箱PROにsqueeze

言わずと知れた名機(?)玄箱PROにDebian squeezeをインストールする.


lennyから玄箱PROのサポートが追加されているらしくインストールも随分と容易だ.
以下のURLに書かれている通りインストールを行うだけで全てが終わる.
http://www.cyrius.com/debian/orion/buffalo/kuroboxpro/install.html
squeezeでもlennyと大きな変更点はないが手順を簡単にまとめる.

玄箱PROは内部フラッシュからブートする初期状態へ戻しておく.
NANDフラッシュとU-Bootの環境変数を変更していたので玄人志向公式の方法で事前に初期化しておいた.
まずはtelnetで接続.初期状態では192.168.11.150.
user:root
pass:kuroadmin
DNSでアドレス解決できない設定になっているためこのままでは外側へ出られない.
/etc/nsswitch.confにhosts: files ndsと追加する.
# echo "hosts: files dns" > /etc/nsswitch.conf
次に時刻の設定を行う.NTPサーバは任意.
# rdate -s pool.ntp.org
# hwclock -w
HDD(/dev/sda)にパーティションを作成する.
256MBの領域を作成しているが50MBもあれば充分だ.
# fdisk /dev/sda

Command (m for help): n
Command action
e extended
p primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 1
First cylinder (1-30401, default 1):(Enter)
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-30401, default 30401): +256M

Command (m for help): w
ext2でファイルシステムを作成し,
# mkfs.ext3 /dev/sda1
マウントする.
# mount /dev/sda1 /mnt/disk1
インストールイメージをwgetして/mnt/disk1/に取得する.
wget http://ftp.nl.debian.org/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/config-debian
wget http://ftp.nl.debian.org/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/initrd.buffalo
wget http://ftp.nl.debian.org/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/uImage.buffalo
又は
wget http://http.us.debian.org/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/config-debian
wget http://http.us.debian.org/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/initrd.buffalo
wget http://http.us.debian.org/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/uImage.buffalo
config-debianを実行する.
sh config-debian
/dev/sda1をext3でファイルシステムを作成していた場合config-debianの
path=$(mount | grep ext2 | sed -n '/sda1/ {s/\/dev\/sda1 on \(.*\) type.*/\1/; p}')

path=$(mount | grep ext3 | sed -n '/sda1/ {s/\/dev\/sda1 on \(.*\) type.*/\1/; p}')
と変更する必要がある.
更に,この時U-Bootの環境変数がubootenv.bakに書きだされているのでされるので必要であればバックアップをとる.
そして祈りながらreboot
reboot
/mnt/disk1/内のイメージで起動し,Debianのインストーラが起動する.
起動までにとても時間がかかるが問題はない.
シリアルコンソールでは
Starting system log daemon: syslogd, klogd.
という表示で止まってるように見える.
少々不安になるが「ピッ」というビープ音が鳴るまで我慢して待つ.

起動後はSSHでアクセスできるようになる。
IPアドレスはルータの管理画面で確認,又はシリアルコンソールで接続している場合はhost key等と共に表示される.
user:installer
pass:install
ここから先は通常のDebianのインストールと何ら変りない.
今時のナウいヤングならpiece of cakeだ.

メモのメモ
ホスト名はデフォルトではDEBIAN
/etc/hostname
miconaplの代用
micro-evtdパッケージはデフォルトでインストールされている
microapl -a temp_get

更にあとがき
玄箱にDebianを入れることだけを目的としていた.
インストール自体がゴール地点となっておりその先はない.
手段が目的化していてとても楽しいが面白みはない.
適当なHDDを突っ込んで作業していたためとても五月蝿かった.
結果,インストール中に飽きた.

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